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  映像研究

年末感・2018

 
・201812121406。今年最後のフランス語の授業を終えて今。神保町のコワーキングスペースと呼ばれる空間でmacbookを開いている。店内のBGMはうっすらしたクリスマス感を醸していて、突然年末感に襲われる。そういえばこの数日誰に聞かれたわけでもなく「2018年は・・・」と話し出そうとしていた。あるいは「2019年は・・・」と語り始めようとしていた。それが年末かもしれない。あと二週間ちょっとで2018年が終わる。


・静かに継続することしかないということを実感して実践した一年だった。トレンドとどんどん離れていくことを感じる一年だった。「趣味を持つ」ようなことは難しいと感じた一年だった。努力しないと友情を持続することができないと強く思う一年だった。あらゆる意味で力が不足し反省と後悔の多い一年だった。とりあえずこれが限界だが現在が1ならば2.5くらいの仕事(自分のための仕事、書くこと)をしなければ消えてしまうことを理解した一年だった。


・この一週間、ロブ=グリエ『嘘をつく男』、ワイズマン『聴覚障害』を映画館で見ている。これから『セントラル・パーク』も見る。映画は引き続き、可能な限り映画館で見たい。時間を盗むようにしてたくさん見たい。年末といえば小西康陽の映画メモが楽しみだ。いつか自分も他に何もせず一年に500本とかの映画を見たい。見たいのか。見たいのかどうかわからない。「見たい」というようなこととも違うのだろうと思う。そうすることしかできない人生の中の時間が誰かに取り憑くことがあるのだろう。自分がそれを知ることがあるのかどうか。映画を見ることと本を読むこと。労働と遊びで手一杯だということも理解した一年だった。


・思い切り大きな声で歌いたい。そのイメージ。