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  映像研究

2012年の終わり近くに

 
・2012年12月22日は大学にてジル・ドゥルーズのシンポジウム『ドゥルーズ・知覚・身体』へ。いくつかの発表といくつかの対話、それを聞きながら、例えば自分のことを考えるだろう。あるいは映像について考えるかもしれない。考えている事柄をまとめようとするかもしれない。言葉を失うような日々に(何か悲しいことではなく)あらためて、別の/同じ言葉を話し出すために、その手がかりとして、誰かの、何かの、言葉があったならば嬉しい。


・別の時間、過去にあった時間について想起すれば、例えば2008年の3月の終わりに上野の東京芸大で行なわれた「アントニオ・ネグリが来なかったシンポジウムのことを思い出す。そして例えば今はその日の続きとしてあるのだと思ったりもする。例えばあの場から始まったような考えがあった。あの場で感じた自由さのようなことを覚えている。そして何も変わらない/何もかもが変わってしまった時間の距離を思いながら、あらためて自分が考えていた言葉を思い出し、別の言葉を話し出す、その手がかりを探したい。


・シンポジウムのあとには、一緒に聞きに来ていた友人と飲食。今日聞いた事柄をきっかけにして、みんな自分の今のことを話し出そうとしていたかもしれない。吸い込まれるようにして2013年に向かう今。別の/同じ事柄を考えるのか。