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  映像研究

待つような、言葉を継ぐような、反復するような期間の備忘録

 
・夏は折り返す。しばらく忘れていると平気で折り返す。圧倒的に晴れが続くような夏の夏らしい陽気を待ちながらしかしこれもまた夏。夏の日々の中で抽象度は高まる。抽象の夏。湿度が高いと色々なことを先延ばしにしてみようと思うのか。どうなのか。あるコンディションを持続しようとすることからしか考えられないような事柄がある。例えば早起きは楽しい。そのような期間に生活している。



・最近迷惑メールが本気だ。3月以降しばらくは迷惑メールがあまり送られてこなかったのだけれども、夏になるとともに異様な数の迷惑メールが送られてくるようになったことが少し気になった。個人的に迷惑メールの件名や文面から社会のトレンドを推察することが趣味であるのだけれども、もうそのような意味での余裕をまったく感じない。数年前であればある種ユーモアとも捉えられるような文面の迷惑メールが送られてくることが、迷惑を通り越して一周した結果ちょっと楽しみなくらいだったけれども、今は本気だ。そして今この瞬間もただひたすらにそのようなメールの文面を考えている人がいることが不思議だ。



・3日の水曜日は久しぶりの休日で洗濯機を3回ほど回して図書館で本を返却。晴れていたならば市民プールに行ってみるのも良いだろうと思っていたけれども曇り。読書する。4日の木曜日は業務終了後にSMDくんとRくんと合流して西荻窪戎で飲食。主にRくんに現代の現代的な美術について教えてもらいながら最近気になっている事柄について話す。間近に迫った「横浜トリエンナーレ」あるいは週末の気になるイベント「シオジリング」についても教えてもらう。それにしても「30時間トークラソン」は凄いなぁ。



・そういえば西荻窪で待ち合わせの前の時間に音羽館にて『ミル・プラトー』あるいは『千のプラトー』という名称の分厚い書籍を購入。適当な価格だったので思わず購入してみた。656ページだ。しかも2段だ(文字組が)。しかし何とかこの業務の期間と並走するように個人的なアクティヴィティとして「『ミル・プラトー』も読む」を始めてみたい。むしろ写経したい。