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  映像研究

心得る

 
・9日(金)。本日にて2008年度冬休みが終了。ひょんなことから、いつもは撮影でお世話になっているHさんから振ってもらったテキスト系(軽)作業も自由勉強を兼ねて楽しく一段落して、一方終わっていなかった大掃除のつづきを日常としてつづけながら、さて今日から仕事はじめですということで新宿に向かう。今年もよろしくお願いします的な挨拶がワーキング・フロアに響き合い、新学期からの各種準備をしたのち、後輩に各種準備を投げっぱなしで一足先にアフター・スクール。新宿はジュンク堂に移動したのでした。



ジュンク堂にて。山部員Wちゃんと『石川直樹 連続トークセッションvol.1 第1回 入門編:「山に入る心得」』というものを観に(聞きに)行く。年末のバタバタした中でほとんど偶然的に見つけて、ふらっと申し込んでしまったのだけれども、結果的にトークは予想以上にはるかにとても面白く、そして考えること多し。タイトル通り「山登り入門」という体で話されてたものだから、各種ギアの細かな話題(タイツ履く?履かない?など)なども面白かったけれども、やっぱり「山登り」について考える上で、その精神的な部分に興味は向かうのです。


トークの相手の華恵ちゃん(高校生なことに驚いた!)が言っていた「(山登りの魅力のひとつは)山はなくならないから、それを見ることで、登ったことをいつまでも覚えていられる」というようなこと(少し/かなり/うろ覚えだ)は、考え方としてすごくしっくりくる、素敵な考え方だなぁと思ったし、あるいは石川直樹という人が話していた「山登りに限らず、カヌーやスキーなどは、単体のスポーツではなくて移動の手段」「クライミングは『山登り』を広げるひとつの方法」というようなこと(こちらも/やや/とても/うろ覚えだ)も、なるほどなぁと思わせれた。そのような「移動」の結果であるということを、頭の片隅におきながら、あらためて写真をちゃんとみてみたいと思う。



・というような内容を、仕事でトークイベントに間に合わなかった山部長Tくんに報告しつつ、新宿東南口の名店「石の家」にて「新年会、あるいは新年会風パーティーの相談」をする。新年会らしく今年の抱負を述べたりは全然せずに飲食。あるいはどういう流れだか全く覚えてないものの、2人の友達である現代美術作家についての話の中でWちゃんが言った「出来上がった作品は植物のように自然に存在しているところが面白い」というようなこともちょっと良い。そのように色々なことを確認しつつ、心得つつ、解散。