&

  映像研究

何だかわからない布、足に履く動物。

 
・このちょっぴり宮沢章夫風味なタイトル(じゃないか。じゃないかも。)は、それはきっと寒さのせいなのです。寒くなる日々。寒い日々。寒い家。故に毎日(毎朝)は寒さとの戦い。しかし己の希望で東京都の西方向(山方向)へ引っ越しておきながら、あまり頻繁にさむいさむい言っていると寒さで気が違ってしまったと思われるかもしれないので、まぁほどほどに。たとえば雨戸開きっぱが大好きな自分もさすがに一方向の雨戸をシャット・ダウン。こうして冬はやってくる。たぶん。


・16日(火)は晦日晦日を除いた年内唯一の業務シフト外DAY。ということだけれども今日は今日とて朝から渋谷へ向かい、午前中の道玄坂ど真ん中にて「『三月の5日間』のエンディングってこんなような場面なんだろうなぁ」と思いつつ「十二月の5日間」的な人を探して…いたわけではもちろん当然全然なくって、その一角にある某映画館にて撮影の仕事があったので、そのような場所にいたのでした。撮影自体は昼過ぎに終了。その後なかなかこんな機会でもないと、年末の渋谷をうろちょろ出来ないぞと思って、うろちょろするべく、東急ハンズモンベル明治通りへ抜ける。


・その道すがらで思い出したのが「家が寒い」ということなのだった。何か暖かい衣料品を買おう。買ったって良いじゃないか2008。ボーナスも、すこしだけだが、あるのだよ(五・七・五)。そんなわけでCHICAGO&WEGO&HANJIRO&サンタモニカで「ダウン」か「ポンチョ」か「ストール」か「カーディガン」か「どてら」、あるいはそのいずれでもない/いずれかでもある、何かしらの大きな布を探し求める。それらはきっと焚き火などの場面でも役に立つと思われたのだった。しかしこれがまた絶妙に程良いものは見つからず。と同時にたまたま目に留まったのは「アラスカの人が履いていそうなアザラシだかの毛で作ってそうなブーツ」であって、それは自分にとっては「古着屋にときどきある物の中で誰が買うんだかわからない物ランキング」のかなり上位に位置していたのだけど、今日わかった。あれは「都内から山方向へ引っ越した人が最初の冬に買う物」だったのだ。


・とかっていう馬鹿な話も程々に、結局のところ何も買わずに帰宅。とりあえず寒さ対策としての「鍋」「レモネード」「ブランケット」。