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  映像研究

春の万願寺

・朝から日野税務署へ。一年に一度の万願寺は確定申告。細かい調整があり税務署の向かいのスターバックスで少し作業。帳簿的なものを見ながら2020年以降の自分について想う。日記に書いて明らかにするようなことではないが、あらためて色々なことを明確にする時期なのだと急に思う。決めるべきことを決めて捨てるべきものを捨てる。並行して続けるべきことは続ける。「許された時間」はそう長くない、と考える気持ちが強くなる。2020年の春。

 

・午後から職場へ。変わらず年間のスケジュールに沿ったイベントとアクションが進行しているが、だからこそコロナ問題については日に日に状況が悪くなっていると感じる。誰もが「これ、大丈夫なのか?」と思いながらも「気にしながら続ける」以外の選択がない。言葉にしなくとも「未曾有」という感触を持っているから、見知っている場所が別の印象で見えてくる。ただでさえ春は風景が未知のものとして見えるのに、そこにさらに別のフィルターがかかっているように感じている。同時に試されていると感じる。小さなサインを見過ごさないように。正直に判断できるように。業界や組織ではなくチームや友人に対して誠実でいられるように。そのために組織に介入することもあるかもしれない。

 

NHKオンデマンドで『地球タクシー』という番組を見た。パリの回と広島の回。そういえば『愛車遍歴』も車に乗りながら会話をする映像だった。必ずしも映画ではない車と映像の関係について考えていた。それもロード・ムービーと言えるかどうか。