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  映像研究

また風邪をひいた

 
・題名の通りです。


・薄々気づいてはいたことだけれども、以前に増して、あるいは少し前にも増して、攻撃的な言葉が飛び交っているように感じられる。そのことを言葉にして認識することが恐ろしかったのだ。どういうことか。公共、などと言わずとも、少し距離のある関係、その中であり得たはずの信頼、友愛、安心、その他諸々、容赦、酌量?そんなものはどこか夢のように消えてしまったように思う。これを当然のこととして受け入れることから始めよう、とある人は言うだろう。そうなのかもしれない。でも、そうでないのかもしれない。寛容さ。それを示すにはどうししたら良いのか?それもいつもダメージを受けているポーズではなく。


・誰もが怯えている。誰もが、は言い過ぎでも多くの人が、びっくりするような人が、びっくりするようなところで。怯えているのではないか。それ、おかしくないか?というくらい。環境が認知を歪めている、ということもあるのか。テレビに出ている人の言葉「生きてるだけで丸儲け」のような素朴な肯定感はどこに行ってしまったのか。そんなものの方が幻なのか。


・解答がないどころか適切な問いを立てることもできない。問い?問いではないということも考慮して。


・でもたぶんようやくフラットに(平熱で)考えることができるようになったのだ。狂騒的な感じで、つまりノリではなく。いやノリは大事だろうと言われるのだろうか。いつからかまったく音楽に反応できなくなってしまった。元々音楽はあまりよくわからなかったのだけれども、とうとう音楽がわからないような気がしてしまって、そのことを言葉にして認識することが恐ろしかったのだ。


・まずは風邪を回復させることを考える。