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  映像研究

暖かく春のような土曜日に、目の前のセーターとリンゴを記録する。

 
・暖かく春のような土曜日。明日から冬の業務が始まるのだから本日は何というか、嵐の前の静けさというか、風前の灯というのとはちょっと違うし、執行猶予…は完全に違う。しかしながら気持ちとしてはもう今年はエピローグ・ゾーンだと思っているくらいでちょうどいいのだろうと思う。そんなわけで午前中はちょっと肌寒い花見くらいの気候だなぁとつぶやいたりしながら部屋を掃除したりして過ごす。窓からちょっと顔を出した時にたまたま居合わせた大家さんから大きなリンゴを2つ頂く。先日某大型古着店にてそれぞれ二千円で購入された二枚のセーター(デンマークからやってきたものとアイルランドからやってきたもの)を日に当てたり毛玉を取ったりする。ブーツも庭に転がしておいてオイルを塗ったりする。届けられるべき荷物を待つ。洗濯物は干す。そのような午前中。



・昼から外出して某小金井のカレー店にて駆け込み的にランチタイム。某小金井の商店街にはサンタ姿のちんどんやが出没していた。あのような西洋風なファッションでも「ちんどんや」として成立しているのは、やはりあのメイクによるところが大きいのだろう。子どもの頃はあれが本当に恐ろしかった。そうして夕方からちらりと業務。明日からの「ロード」に備えて下準備。やれることはやれる時にやれるだけやるという自分としては新しいコンセプト。3日くらいは持続できるかもしれない。その後夜には国分寺から母校の課外授業を聴講しにゆく。なかなかに面白かったのだけれども、完全にまとめきれないのでそこで考えた事柄はしばらく寝かしておこうと思う。23時帰宅。帰宅すれども本日は本当に暖かい。



・そして全然唐突な備忘録ですが某SNSの「ituneとかで今聞いている音楽をお友達にアナウンスする機能」が終了してしまったことが少しだけ寂しい。始まったときは「なんて露出狂的なサーヴィスなのだろう」と思って気持ち悪がっていたわりに、気がつけば何となしにituneとかで今聞いている音楽をお友達にアナウンスしていた。普段あまり直接会うことのない友人から「そのpodcast聞いてるんだ、面白いよね。」的なメールが来たり来なかったり。全くそのサーヴィスを日常的に使っていたのだ、ということに無くなってから気がついた。当たり前ですけれども無料でしたし。そして無料な分どこかで何がしかの利益が期待され、またある時期はその利益が実現されていたのだろうが、それが成り立ちづらくなったところで終了したのだろう。インフラとはそういうものかもしれない。