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  映像研究

ぼくはとりあえず雑誌が好き

 
・ここしばらく雑誌について考えている。それはしかし「今この雑誌が熱い!」とかではなくて「今雑誌作りてえ!」といったようなことなのです。今やすっかり一般的なのでしょう例えば「ウェブ・マガジン/あるいはオンライン・マガジン」と呼ばれるようなものがあるのはもちろん知りつつも、しかしそのようなものは数年後には「ゼロゼロ年代の流行語」的なものとしてかなり寒々しいことになり兼ねないのでは、などと邪推しつつ、2009年のここはやっぱりむしろあえて逆に紙なんですよ絶対たぶん。そんなわけで「マウンテン・ミーチング」こと山部が、遂に/満を持して/誰にも頼まれてないのに、雑誌創刊に向けて、生まれたての子鹿ライクな足取りでふらふらと歩み出そうとする今日この頃(まだ歩んではいない)。勝手なことを勝手なように書いて、面白おかしくレイアウトして、気に入った紙に気に入った状態でプリントして、適当に折るか束ねるかする、そうして出来上がるものとは一体何だろう。見てみたい。ちなみに予定価格は「0円」です。



・ちょうどそのようなことを考えていたところ、ひょんなことからとあるフリーペーパーに、3月末に行ったソウルの「スユ+ノモ」の紹介?的な文章を書かせてもらえることになったのは、偶然としてもなかなかに幸運なことです。どうやらもう既にかたちになっているようなのだけれども、しかしまだ実物を手に取っていないのでドキドキする今日この頃。その冊子は『tokyoなんとか』という、なかなか面白くて格好良い名前のフリーペーパーで、高円寺や新宿や下北沢の某オルタナティブ・スペースなどなどで配布されてるらしい、世にもおっかないフリーペーパーなのですが(嘘)、自分が書いた「東京自立空間」というコーナーのソウルレポはあくまでも旅日記というかんじで、まるでこの備忘録と変わらないような呑気かつムーディーな文章となっております。もちろん見かけられましたら読んで頂けると幸いなのですが、見かけられない場合もあるかと思います。オンラインでも読めるようでしたので、リンクを貼ってみます。なるほど、紙として手に取れつつも、オンラインでも読めてしまうというのが、現代的なスタイルというものなのだな、とかも考えたりしております。



http://a.sanpal.co.jp/irregular/tokyonantoka/200905_01.pdf
http://a.sanpal.co.jp/irregular/tokyonantoka/200905_02.pdf
http://a.sanpal.co.jp/irregular/tokyonantoka/200905_03.pdf
http://a.sanpal.co.jp/irregular/tokyonantoka/200905_04.pdf