&

  映像研究

最近まるまるした本

 
・最近読んだ本 村上龍椹木野衣最新対論 神は細部に宿る
グローバリゼーション」という言葉が使われず、「インターネット」という言葉に注釈がつく、before95の「最新対論」(発売は94年)。以前に「appel(アペル)」という小冊子?の椹木野衣のインタビューでこの本(対談)が話題になっていて、そのときから興味があったのだけど「批評家と作家」の関係性、という部分だけでなく、表現がどのように時代に規定されるか、というようなことについてのテキストとしても、具体的に、面白く読める。そして、椹木野衣プレゼンテーションして村上龍が嫌悪した「傷」が、のちの(00年代?)主要なモードになっていったのは言うまでもない。
関係ないけどこの本、水戸で(水戸芸の帰りに)買いました。「とらや書店」。いい古本屋だった。


・最近荻窪周辺の古本屋で買った本
松井みどりアート:“芸術”が終わった後の“アート” (カルチャー・スタディーズ)』(マイクロポップ精読。)
中沢新一人類最古の哲学 カイエ・ソバージュ(1) (講談社選書メチエ)』(友達に強力にプレゼンされて抗えず。)
阿部浩鵜飼哲 森巣博戦争の克服 (集英社新書)』(ただなんとなく。)
高橋源一郎文学がこんなにわかっていいかしら (福武文庫)』(105円。)


・最近立ち読みした、古本屋にはなさそうな、そのうち買うリストの本
前田英樹言葉と在るものの声』(こういう本をゆっくり読みたい。)


・最近ブックファーストでパラパラした写真集 大和田良『prism
帯のFPMのコメントに半信半疑でパラパラしてみたら、予想外にヒットしました。個人的に最近気になってる「スナップっぽいモード」「私写真っぽいモード」がありつつも、あくまでも一枚一枚は切り離された写真の強さを感じる、すごく現代的な(よくわからない表現だ)写真だと思った。その後ほんとに偶然新宿BEAMSでの展示も見たけれど、プリントもきれいでちょっといいなと思いました。


・そんなところで区役所から市役所に出かけます。。