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  映像研究

人間活動としての石狩鍋/MMのあとに考える②

 
・意外に早く実現したMMのアフターMTGは日曜日の夜。フェスティヴァルの総括。感想を言い合って次の何かに活かすための集まり。業務終了後急いで高尾に帰る。高円寺でやっていたらしい「アンチ・キャピタリズム・カフェ」という上映?イベントなども非常に興味があり、そういった集まりに行くことも自分にとってはポストMMにすべきことではあったものの、忙しい皆さま。なかなかスケジューリングも難しいということで急遽今夜になったのだった。駅前にSMDくんとT夫妻とそして自分の4人が集合。やはりMMをやるような私たちは(?)冬は鍋。Wちゃんからのアイディアで「石狩鍋」になる。微妙にレシピが不明なので携帯電話でインターネット。「いくら」も買う。少しだけ正月先取り気分。



・それで鍋をつつきつつ、またフェスで余った(買い取った)ビールを飲み放題したり「北アルプス」という日本酒を飲みつつ歓談。懸談。久しぶりに話した。個人的に「ちゃんと話せるのは4人まで」という持論があるけれども(適当)まさに4人で真剣に30代が話す。何故だか宇多田ヒカルの「人間活動」に始まり、フェスティヴァルの当日の流れを確認しつつ「もう少しこうだったら良かった」という点を挙げてみる。中盤どういう流れか自分が言った「すべての人間の活動は婚活」という血迷った発言から謎のメンタルなカウンセリング的なタイムを挟んで、後半は(大袈裟なことではない意味で)「社会的な発言」をどう考えるか、というような、かなり実りある話ができたのではないでしょうか。



・そして思わず積んであった本から取り出して参照してしまったりもした。フェスティヴァルの参考図書を終了後に共有する。人が集まることに関しての新しい歴史的な教科書としての『貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法』とか、最近のスマッシュ・ヒット且つトレンディーな思想としての『切りとれ、あの祈る手を---〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話』『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』、そしてあくまでも部分的に参照すべきだと思う『オーガニック革命 (集英社新書)』、あと数年前に読んで非常に不愉快かつ不可解だったインター・コミュニケーションの「エコロジー特集」など。考えていることを共有するのはそれはそれで面白い。時には良い。それをきかっけに話し合うのも良い。感想が違っていても良い。というか違っているくらいの方が良い。



・それらを踏まえてウェブ・サイトの更新の準備。それが終わればようやく師走になることができる。