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  映像研究

ただでさえ冬は忘れる(寒いから)から/後半は主に奇跡

 
・師走だからこその備忘録。ちゃんと見てないと、うっかりしてると年が変わってしまう。そんな小学生の大晦日のような危機感を持ちつつ今日このごろ。とりあえず健康のためには蜜柑(本当はただだんに安くて美味しいからという理由だ)。


・10日(月)。昼から事務所にて続・編集作業。途中ニコニコ動画で「金八」を観ていた二時間は全くの空白の時間。ところで例えばこのようにオンライン上で備忘録などは書けども「学校裏サイト」なるものが存在している意味が今ひとつ理解できない自分はもはや完全に金八側の人間だとかなんとか考えていた。そうこう考えていると夕方に監督メンSくんから「今から映画の打ち合わせをやります。君はこの件に関して特に関係がないのだけど、関係がない、ということにおいて意味がないこともないので、同席してもよい」という旨の(?)連絡がくる。よくわからないけれど、せっかくだから(判断基準がそればっかりだ)お邪魔して「決してにぎやかではないにぎやかし」という役割で一心不乱にビールを飲み続ける。特に意味を見いだせないまま終電で帰宅。ともかくなにより映画がなかなか面白くなりそうでよかった。


・11日(火)。作業場を自宅に移して引き続き編集。方針はほぼ決まったのであとはひたすら書き出しマシーン的なものになる。そしてレンダリング中には読書。最近買ったものを読みつつも、思い立って小沢健二の『うさぎ!』を読み返す。ちょっと前にも書いたような気がするけれど、この連載がもう二年も続いていることにこの二年の時間の流れを感じつつ、そしてしかしそれが今年になって映像の上映というような違ったかたちの展開をしていることに関しては更に色々と考えずにはいられない(編集中断、そして再開)。


・そして夜なので何か食べにでも行こうかと思ったところで奇跡のようなタイミングで連絡が来たIくんと高円寺で待ち合わせて閉店直前の各種古着屋をまわったのち、名店「富士川食堂」で晩ご飯。満腹。ところで突然ですが、今年〜来年は「空前の登山ブーム」と平行できるかたちでの「空前の食堂ブーム」を起こしたいと思う。理由は美味しくて健康的なものを安く食べたいから。これはまったく自分の中でだけでいいのですけれども。


・さらにIくんとわかれた直後に奇跡のようなタイミングで山部:インターナショナル/不動産担当のHくんから今車で近くにいるとの連絡。すぐさま合流したのち、もしやと思って山部:部長のTくんに連絡。奇跡のようなタイミングで今まさに仕事が終わったところ、とのことで即・合流。そのままミーチング兼小規模忘年会的な、ファミリー・レストラン。ドリンク・バーを注文し終わったぼくの手には、Hくんを待つ間にふらり入ったブック・オフで特にそういうつもりもなく偶然買った「ビー・パル」のバック・ナンバーが握られている。そしてこれこそが奇跡などではなく「空前の登山ブーム」のなせるわざであるというようなはなし、備忘録。