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  映像研究

いろいろなことをできるだけたくさん知りたい

 
・9日(金)。事務所の同僚(音響担当)に誘われた「コズミック・ワンダー」のショーを断って(そんな世にもハイカラな誘いは早め早めにしておいてほしいものだ/しかし一体なぜ?)、一週間ぶりの週末の業務。そして業務の帰りには『文化系トークラジオLife』の本『文化系トークラジオLife』を購入。帰りの電車で早速パラパラする。ちなみに日曜日には本の発売に合わせたトークイベントなどもあるとのことをポッドキャストで知って(自分は行けないのですけれども)こうなってくると「一部で異常な盛り上がりの…」的な形容はもう当てはまらないのかもしれないな、というようなことを少し思う。


・そしてこの番組が「ロストジェネレーション」とかをテーマとしてあつかってたりするので、なんとなく自分のジェネレーションこそがストライクだと勝手に思っていたのだけども、考えてみればラジオ(とくにAM)を聴いているのは相当にティーンな人もいるわけで、そういうジェネレーションにとって、この番組は(ロスジェネを励ますよりも)何とも意義のある番組だなとも思う。


・思い返せば自分がティーンの頃は、文化系カルチャーの、主に固有名詞的な部分では、NHK教育『土曜ソリトンSIDE-B』(懐かしいなあ)とかによって情報を得て「やっぱり『はっぴいえんど』〜『YMO』周辺は押さえとかなきゃいけないよな」と思ったり、一方そういうものとSTUDIO VOICEの『特集:テキスト・ジョッキー』(?的なもの?みたいなのあったよね?)を照らし合わせつつ「『ニューアカ』っていうのがかつてあったらしいけど、今はちょっと寒いってことになってるから、さもそんなもの知らない、という態度で振る舞うのが現代では知的なこととされているらしい」とか、そういう(結構間違ってたかもしれない)年表的なものから何からをでっち上げなければいけなかったのだけど、今のティーンが『Life』を、そういうツールとして使いこなしつつも、同時にもう少し自分にとって切実な問題(ライフ!)とも関係づけながら、いろいろなことを考えられるのならば、それは本当にちょっとした一時代のなにかだとすら思う。


・とか何とか、クールでドライ(?)な感想を言ってるだけでなくて、これらはもちろん現在の自分にとってもとても有意義な、現代のひとつの表現のかたちであるとして。


文化系トークラジオLife

文化系トークラジオLife


土曜ソリトン サイドBリターンズ

土曜ソリトン サイドBリターンズ