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  映像研究

朝らしい朝

 
・週末の仕事の内容は主に日光浴だった。数時間太陽の下にいるだけで、あっさりと小麦色になる。小学生は、9月1日の始業式の段階で、黒ければ黒いほど、偉くて正しくて美しいと思っているべきだけれど、そしてぼくはそうだったのだけれど、それは今もって、まったくその通りだと思っている。ブラック・イズ・ビューティフル。今年の夏はどれだけ日焼けできるのだろうかと考える。


・とうとう朝まで『文化系トークラジオLife』を聞いてしまう。いつもポッドキャストだと、何となく区切りがあるもののように聞いているけど、番組だとちょっと違った一連の会話の流れとして聞けるのが新鮮。


・テーマ『運動』に関してはやっぱりすごく面白くて、今までの放送の中のある一部分の一番エッジな内容が話されていたように思う。『Life』は(ぼくの印象では)「そこ」をあえて避けて通るならば、どういう可能性があるのか? について色んな角度から論じてきたのだし、今回のゲストの2人のような運動とは裏表、というかレイヤー違いというか、いずれにせよ、同じ時代に、あるべくしてある、別の表現方法ということなのだと思う。それにしても想像していたものの、想像以上に外山恒一は悩める現代アーティストの語り口で、松本哉は一貫してヒップホップの人みたいな、それだった。


・会う人会う人が一斉に「どうする?観る?」というのは『大日本人』のことで、会う人会う人が一様に「一応、観なきゃかなー」とか言うのだった。「一応」「観なきゃ」ってなんだ。まぁなんだかんだ言ってたぶん観るんだけど。