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  映像研究

今日買ったもの、など。

 
・事務所に行って作業するつもりが、いろいろあって自宅で待機。
とはいえ一日中部屋にいるのもちょっとアレなので荻窪駅前まで出かける。


・途中ささま書店(いつもお世話になっています!)で、柄谷行人『倫理21』と、ガルシア・マルケス百年の孤独』を購入(ともに105円)。そしてTSUTAYAでずっと観たかった『ザ・コーポレーション [DVD]』を借り、帰りに某大型古書チェーン店でこれまたずっと探していた(厳密に言うと「古本屋に流れるのを待っていた」)ピエトラ・リボリ『あなたのTシャツはどこから来たのか?―誰も書かなかったグローバリゼーションの真実』と田中康夫の昔のエッセイと美術手帖のバックナンバーを購入。そしてルーティンとしてのPXをちらっと覗いて、帰宅。


・『あなたのTシャツ〜』は年始に発売されてブックファーストに並んでたのを「うーん。これはどう考えてもよまなくては…」と思っていたんだけど、新刊を買う習慣がないからなのかなんなのか(買い控え病でしょうか?)先延ばしにしてたので、念願のお買い上げになりました。


・これだけ読むと、お前どんだけグローバリズムにアンチなんだよっていうかんじだけど(PX以外)、そしてまぁそういう部分は当然あるんだけど、とりあえず今は準備と勉強の時期かなと思っています。
ちなみに『ザ・コーポレーション』を知ったきっかけは、小沢健二が『うさぎ!』を連載してる「子どもと昔話」で、これもまたグローバル経済と環境との関係をひっそりと、でもすごくラディカルに発信している特異なメディアだと思う。以下、気になった部分の引用。

 けれど、基地帝国がやってきてから百五十年ほどたった絵本の国の人びとは、基地帝国の作業着・運動着として生まれた、ジーンズとかTシャツとかよばれる衣類を着ていました。履物は、同じく基地帝国からやってきた、スニーカーとよばれる、ほとんどプラスチックでできた、使い捨ての靴を履いていました。
 絵本の国の人たちは、言葉も失ってしまいました。美しい絵本の数々を彩っていた言葉を失った人たちは、「ブログ」とか「コンプライアンス」とか「アフィリエイト」とか、よくわからない基地帝国語を、わかったような顔をして使わなければならなくなっていました。(『うさぎ!』第六話より)


・そんなわけで、ぼくは最近「物を買う」ということについて考えています。