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  映像研究

2022年11月19日の日記

・202211192121。帰宅する京王線で書いてみる。今朝も7:00から10:00まで自宅で書く作業。あーとかうーとか言いながらノートPCをぱちぱち叩く。ややあって外出してまずは大学の図書館へ。返しそびれていた本2冊を一旦返却して借り直す。その後職場までの移動の中で、どうしても、僅かな時間でも、洋服を見たかった。そのためニュウマン新宿をさっと回る。ひと段落したら記念に何か購入しよう。そう考えた。ぶら下げる人参は具体的に設定されなかったが、気分は多少盛り上がったから良しとする。その後職場で13:00から20:30までが秒で消えた。こうしてまた一週間がめぐる。明日の業務を越えれば、週明けの月火水は提出前最後の合宿的な3日になる。全身で乾燥を感じながら、何より健康を祈りつつ帰宅。

・元工場という感じのかなり薄暗くラフな造りのホームセンターにナチュラルワインを探しに行き、店内の片隅に良さそうな国産の白ワインを見つけて手にしたところ、突然後方から光が差し込み、はっとしてよく見ると、その空間はカメラ・オブスクラとなり、床に外の風景を映し出す。その映像に魅了され興奮しつつ目が覚めた。分析するまでもない夢。今書いている文章の題材と、その文章を書き終えたら欲しい物が現れた。

 

・夢から覚めてコーヒー。朝はコーヒーと甘い物。8:00から作業。作業の合間に洗濯物を何度か干し、お腹が空けば10:00に軽く朝食。また作業。昼食は12:00。レトルトのカレーまたはパスタ。許す限り作業。今日は14:00まで許されていたから、良きタイミングで区切る。残り約10日の具体的な行程が見えてきた。

 

・日を数えながら生活している。

 

・その後外出。14:00を過ぎるとこの季節はもう西日という光景。川沿いの道を自転車で駅まで向かいながら、何度も立ち止まり写真を写したいと思う。その光景を振り払うようにして業務。15:00から21:00までが消えた。見ないように、考えないようにしていたが、年末までの流れが敷かれている。祈るような気持ちでプリントを作るなど。そして今帰宅しながら書いても良い。今シーズンはじめてモンベルのインナーダウンを着た。202211182120。

変な話

・202211172101。帰宅する京王線で書きはじめた。今日は昼過ぎまで自宅で書く作業。朝8:00に開始して昼食を挟んで14:00まで。

 

・同時に残りの時間を計算し、作業の全体像を描き直す。純粋に丸一日作業できるのはあと三日。緊張する。しかし今日書いていて、ふと自分が何を考えているのか、これまで何を考えてきたのか、これが何を書いているということになるのか、分かるような感覚があった。その感覚を手放さないように、書く作業を続けて、こうして記録も残しておく。

 

・別のこと。数日前に番組を見ていて、インタビュイーが発した、特にそれ自体意味のない、話し出しとしての、「変な話」という言葉がそのままテロップに反映されている、その「変な話」の文字を凝視していた。それ、文字にしなくてよくないか、という気持ちと、むしろよくぞ文字にしてくれた、という気持ちがあった。

 

・「逆に」、「ある意味」、「正直」など、さまざまな話し出しの言葉のバリエーションがある中で、「変な話」は字義通り聞くと不思議な気持ちになるところが面白い。 そもそも自分は「変な」という形容詞自体が好きなのかもしれない。「変な人」という言葉を凝視すると無限に笑い続けることができる。少なくとも自分にとって「変な」という語には何かアウラ的なものがある。文字になると、そのアウラに直面する。

 

・あるいは「変な話」的な話し出しを含む口調を文体に変換することを考えると、しいたけ占いの文体を思い出した。実際はどうかわからないけれどもしいたけ占いの人は、「最初にちょっと変な話をしておきますね」とか書き出すイメージがある。こちらがへぇとか思いながら読み通すと、最初の「変な話」は別に文字通りの「変な話」ではなかったことに気づく。これは何か。

 

・別のこと。しいたけ占いの人が、2022年獅子座の11月のテーマとして「こういうのがしたかったんだよ。ガッハッハ!」と書いていたことを、この数ヶ月いつも頭の片隅に置いている。いま書く作業をしながら、もう少しで「こういうのがしたかったんだよ」に届きそうな気もする。「ガッハッハ!」はちょっと分からないが、それくらいの気分で月末にさらっと提出したい。

確かめる日

・202211162143。帰宅する山手線で書きはじめても良い。今日も引き続き午前中は家で書く作業を進める。昼食後に外出して約2ヶ月ぶりの大学へ。提出の諸々を確認したのちに面談。このような機会はもうこの先には無いかもしれない。そう思いながら聞き話す。それは文字通りの意味で「有り難い」場であると思う。あるいは、すれ違った方から、言葉をかけていただく。その声の感じを反芻しながら、残り10日と少しのスケジュールを確認する。色々なことを確かめる一日だった。京王線に乗り換えて帰宅している。202211162202。

画面と紙

・後から書いておく作業日誌。朝は雨の一日。8時から19時まで休憩しながら作業をする。カウントダウンというアプリが締切まで2週間と教えてくれて、おお遂にこの段階と思う。Wordで書いたデータをプリントアウトしてみて、A4の束を目で追いながら違和感を覚える箇所のデータを修正する。修正していると画面に張り付いてデータを直すだけになってしまうから、紙だった紙だったと思って束の方に戻る。全体の20%程度のところまで来た。並行して最後の部分を書き進め書類の確認など。途中で業務関連の文面チェック依頼のメールが数本あり、添削して戻す。意識を切り替えるのが難しいと思いきや、意外と気分転換(と言ってはあれだけれども文字通りの)となり、結果的に全部返すことができたことは良かった。夕食はキムチ鍋。もう一ヶ月近くアルコールを摂取していないことに気づく。ストレッチ。マヌカハニーを舐めることを忘れずに眠る。