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  映像研究

2.18メモ

 
・一体こうしてほとんど10年に渡って、この、「2.18」に向けたバタバタと慌ただしい文化祭の前のような日々は過ぎゆく。時折備忘録したいことが頭をかすめるけれども、そのような余裕も、あるいはもう少し端的につぶやいてみるような、どのような余裕もないならば、それはそのまま忘れてゆくだろう。そうして春にもなるだろう。そうしてエデュケーションとしてのセレブレーションを迎える。あるいはその逆も訪れる。毎年いつも「この季節は『サーヴィス業』の『サーヴィス』について考える」などと記していたけれども、今年はそのようなことすらも特に考えず。むしろ「限界(コンセプチュアル)芸術としてのエデュケーション」についてぼんやりとイメージする日々。絶対に風邪をひいいてはいけない日々に思い切り風邪をひいてしまったことを後悔しながらも、そのことで必要以上に張りつめすぎていた何かが程よい塩梅になったような気もする。本気で、全力で、風邪を治そうとしているような時に、自分もなかなか大人になったということなのかなぁ、と思わないこともない。子どもは風邪をひくと「強者」になるのだ。強いものは、寝て、食べているだけで立派なことをしていると思われるのだろう。そんな気もする。


・そのような日々に、しかし唯一のアクティヴィティとしての「真剣30代(一部の20代も含む/あるいはメインは40代だという説もあり)暴動確実・チケット争奪戦」のエントリー及び結果発表だけはきちんと済ませております。それにしたって、誰もが誰か。チケットを探している。「神奈川はどうだ」「中野は駄目だ」「広島へゆくか?」など忙しい。指折り数えて「ひふみよ」を待つ。忙しく過ぎゆく日々。