・週末の業務。早くも年の瀬風味忘年気味の新宿東南口をすり抜けては、色んな悩みを抱えた若者たちと語らったりするのも業務の一環だ。というようなこのくだりだけだと「すいません、手相の勉強してるんですけど」の人みたいな描写だけれど、もちろんそういったことがぼくの仕事ではありません。というかあれは仕事なのかどうかがそもそもわからないし、でもわかろうと思えば、このインターネット社会(?)において確実にわかるのだけど、まぁ別にわからなくていいや的な何かだ、とかいうことってありますよね。
・24日(土)は、「Buy Nothing Day/無買デー」というものだったらしいということを知る。心情的にはかなり「無買」で「禅タクロース」な気持ちだったのだけど、前日は登山部だったりしたので、家には何の食料もなく、いくつかのものをやむを得ず買いました。ちなみに「Nothing」とは、文字通りの「何一つとして」という意味だと思っていたのだけども、公式サイトによれば「本当に必要なもの」は買っても良いのだそうです。そしてそうであるならば自分は基本的に無買ですよ。
・ちなみにそんな2007年11月24日(土曜日)に買ったものは
- 『メディアの牢獄―コンピューター化社会に未来はあるか (1982年)』粉川哲夫/105円(「ささま書店」にて/105円だし売れちゃうと思って)
- 「東京麺通団」でお昼ご飯/640円(ぶっかけうどんとおむすびを購入)
- GORE-TEX製のウェアを洗う洗剤/1200円(新宿ルミネのアウトドア用品も扱うアパレルのお店にて)
- ディ・チェコのスパゲティとそれにかけるソース/400円くらい(京王スーパーにて/晩ご飯)
・そしてその他に、SUICAのチャージと各種公共料金の支払い(それは「買」にカウントされるのか?)をして、つまりこれらが、ある一日の自分の「買」なのだった。ちなみに何のアピールだかわからないけども、GORE-TEXのマウンテンパーカは、買ってからもう7シーズン目になる。「MOONSTONE」というロマンティックな名前のブランドの、目が覚めるようなレモンイエローのこいつは、9.11の直後くらいに5万円ほどの貨幣と引き換えに我が家にやってきた。以来毎年冬に着て、雨の日にも着て、多少くたびれつつも、相当にがんばる頼もしいやつだ。汚れては洗って、また着る。山にも登る。遭難してもすぐに見つかるような色。そんなレモンイエローのウェアを、わたしは着ることができる。