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  映像研究

山の断片

 
・5日はあまりにも快晴。先日「さかいや」で購入した「イワタニ・プリムス・P161」と雨具は「モンベル・ストームクルーザー」を持っての、パック・パッキング・単独行、の練習にも絶好のシチュエーション。早起きして中央線は奥多摩方面。川乗山(川苔山とも表記するようです)に向かう。山に登る日。









・途中立ち止まっては杉を見ていた。今や多くの日本国民の敵であるところの「杉」。国益を損ないかねない植物「杉」。個人的にもときには告訴したくなる「杉」。しかしながらそんなことを一度忘れて杉をよく見てみるというコンセプト。ところが自分はそもそも杉と桧の見分け方がわからないのでした。










・そして下山したのち、何となく電車に乗る時刻を調整するために「奥多摩ビジターセンター」へ。しかしそこで偶然手に取った、奥多摩をテーマにしたフリー・ペーパー『東京の庭』の凄い仕事ぶりに心を動かされる。写真のきれいさ、テキストの丁寧さ、物としての上品さ、と三拍子そろった(?)これはまったく素晴らしいフリー・ペーパー。どのくらい素晴らしいかというと、内容は主に自然環境や衣食住についての記事でありながら2号までの紙面に「エコ」という語句が一度も出てこないくらい、素晴らしくちゃんとしたフリー・ペーパー。目的と手段に対して誠実さを感じるフリー・ペーパー。ただただファンになりました。パラパラしながらうとうとしながら都心に戻る電車。