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  映像研究

繰り返す土曜日

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・一年後にまったく同じ予定で行動していることがある。

 

・2月の第二土曜日に家族と箱根へ日帰り旅行する。去年は2月12日だった。なお三年前は2月9日だった。新百合ヶ丘から箱根に向かい差しあたりの目的地はポーラ美術館。ちょうどよい距離感とイベント感。しかし一日天候がずれていたら雪のために臨時休館だった。今日は晴れて暖かい。残った雪と溶けた水が反射して視界が眩しい。美術館の少し手前でバスを降りて、別荘や保養地がある地域を歩いて向かう。

 

・着いてまずはランチ。そして「部屋のみる夢 ボナールからティルマンス、現代の作家まで」を鑑賞。贅沢な企画展だった。教科書的に有名なマティスやボナールの絵をよく見る。ベルト・モリゾという画家をこれまで意識したことがなかったが魅力的だった。ティルマンスの写真もたとえば表参道で見るのとは(どちらがよいということでなく)違って感じられる。美術館の周囲の自然光も通して絵や写真を見ているということだろうか。常設展もひたすら贅沢。画面に光を想像しながら時間を過ごす。

 

・夕方の箱根は薄曇り。バスに乗って前にも来たことがある「森の湯」で休憩。明るい時間の温泉も嬉しい。その後小田原まで戻って飲食。土曜日の夜は賑わっていて観光地らしい光景。これまでに訪れた店はことごとくいっぱいだったから、観光地らしい店ではない店をはしごする夜。日付が変わる前に帰宅。一日遊んだ。