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  映像研究

一週間(7日間)の長さ

・親知らず(右下)を抜歯して一週間が過ぎた。多少の膨らみと口を開けることの困難および黄疸以外は順調に回復しつつある。昼過ぎに歯医者に行き糸を抜いて貰う。ふと一週間前の絶望的な痛みを思い出すことができないことに気づく。あるいはさらに一週間前の論文の提出に迫られた日々の動きを確かに感じることもできない。一週間(7日間)の長さについて。人間の身体はカレンダーのスケジュールとは別に近未来を予期しながら色々なサインを発しているのだとあらためて思う。一定の時間が経てばサインは消える。そして別の自分がいるかもしれない。

 

・歯医者から一旦帰宅して昼食後にルノーへ。前回の点検の際に指摘を受けたバッテリーの交換と前後ワイパーの交換を遂にできた。少し古い車がまた少し新しくなった。自分たちのところへやってきて約2年半。色々な箇所を少しずつ交換しながら乗っている。余裕ができたら次はスピーカー問題を解決したい。音楽とともにドライブする春を想像する。

 

・夕食の買い物から帰宅して家で過ごす。今週後半から一挙に走り始める業務の日々を控えて基本的に今日は休日。少しだけ準備する。先月まで毎月手書きしていたカレンダーには業務が続いた日の翌日に、「(ぐったり)」とか「(ややぐったり)」とか「(ぐったり気味)」とか書いてある。ぐったりすることが予期されていた。今日はその「(ぐったり)」の日だった。何かを見ることや、何かを見て言葉にする意識を休める。休めるべくウールの衣料品を手洗いするなど。布に触れることで休まる種類の意識がある。