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  映像研究

この日

・202209262035。書いておかなければ何もかも消えてしまいそうな日こそを記録しても良い。起床して夜の間に届いていたメールに返信などしつつ外出。銀行で後期の授業料を振り込む。儀式のようなこの作業もこれで最後だろうか。その後大学の図書館へ夏の間借りていた本を返却しに行く。自分の興味に関係した本と業務の資料のための本数冊を返してしまうと、今度こそ本当に夏が終わったように感じた。眩しい秋の乾いた暑さのなかを久しぶりに歩く。乗り換えのタイミングで一瞬新宿ブックファーストへ。何も買わない。午後からは職場。制作業務で夜までが慌ただしく過ぎる。羽織っていたPatagoniaのフーディニを職場に忘れてきたことに気づいたのが今。圧縮されたように感じる過ぎた時間を、解凍するように書いてみる。そうして、このようにあっという間に時間が消えた結果として、10月がすぐそこに迫ることを思い出す。数ヶ月後の様子が見えないままに、季節は夏から完全な秋へと変化した。