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  映像研究

とどまる

・202208171941。帰宅する京王線で書いている。

 

・「過ぎていく夏を洗い流す雨が、」降るかと思って身構えれば降らない。一日中特に午後から雨の予報を信じて最寄り駅まで車で行くが、基本的に晴れ、ないし曇りの日だった。夏は、熱は、洗い流されることなく、この場所にもうしばらくとどまるようだ。

 

・朝一番で美容院を予約してから午前は家で資料のスキャン作業。外出して八王子へ向かう。散髪する。月末の集まりをさっぱりとした気持ちで迎えられるように。毎日少しずつ集まりの準備をする。八王子に行けば必ず立ち寄るランプコーヒーは夏季休業だった。集まりに持っていく豆を購入するつもりが叶わず残念だが仕方ない。そして八王子に行けば時々立ち寄る大安で昼食。大安のラーメンはいつでも美味しい。

 

・その後職場の最寄駅へ移動。エクセルシオールが休業だったから椿屋へ。3時間粘って作業。読み、書き、この作業を閉じる目処が立つ。前日までに書いていたWordファイルをコピーすることから一日がはじまる。そうしてフォルダには日付が記されたWordファイルが並ぶ。この80,000字を書きはじめたのは、どうやら3月のようだった。それから約半年が過ぎようとしていることに気づく。

 

・その後職場へ。2時間だけ業務。後輩から様子を聞き、自分は明日からの準備をする。「明日から」の先には年末や年度末が見え隠れする。9月ならまだしも、11月や12月の具体的な予定が飛び交うことに呆然とする。いつでも目の前のことに慌てながら生きている。想像する未来の時間のなかに、私はどのように存在しているのか。