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  映像研究

夏あるいは夏の準備

・後から書いておく記録。既に夏の中心に近い地点にいるが、同時に夏の準備をする一日。職場に行く前にICCへ。コロナ以来初だっただろうか。『ICCアニュアル2022 生命的なものたち』を鑑賞。いくつかの作品が興味深かった。いわゆる人工知能と呼ばれる何かと対話する作品を前にすると何を話して良いのか分からず、とりあえず「あなたは人工知能ですか?」と尋ねてしまう。

 

・ややあって職場へ。数日ぶりに職場に行けば色々と変化がある。いくつかの面談と月曜からの授業のためのプリント作成を終える。陽性者と濃厚接触者の増加が各所に軋みを生んでいると知る。職場の方は「陽性者」を「妖精さん」と呼んでいるが発音されると隠語にならない。辛うじてイメージの転換なのか。例外的だった事柄がかつてないほどにカジュアルになり、そのカジュアルになること自体が、深刻であるかもしれない状況をつくり出している。過渡的と言えばそれまでだが、再びルールを変更されることによって困難は続く(あるいは思い出される)。

 

・タイムカードを押して都心で用事を済ませた家族と合流。新宿へ。もう何度目かの新しい日常を感じながらルミネのセールを概観する。低血糖で倒れそうになったことを口実に、年に一度程度訪れる地下のタイ料理店で気をつけながらの飲食。酸味を伴う辛い物を食べたい。帰宅したならば夏の夜らしい。ややあって就寝。