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  映像研究

熱帯

・202207191933。帰宅する京王線で書いても良い。Tシャツ一枚で外出して冷房のたびにカーディガンを羽織ることを繰り返す一日。熱、湿度、冷え、の間に生きている。これが2022年の夏のひとつの姿。

 

・午前中ひさしぶりにWordを開く。70000字ほど書いたデータは先月の後半から進められていない。まずはそれを読む。50000字をざっと読んで1時間。よく頑張っているね、という感想と、突っ込まれないように急いで進めているね、という印象。その続きを書く。薄ぼんやりした気候に高木正勝のMarginaliaを流しても良い。明日以降に再開できそうな予感を持つ。

 

・11:30くらいに外出。夏の業務で引率する予定があり森美術館で『地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング』を鑑賞する。興味を持つ作家作品はあるがグループショウのコンセプトはよく分からないままに鑑賞を終えた。特に「ウェルビーイング」とは何だろうかと考える。それを「善き生」と捉えるならば、その概念と芸術はいかに関わるべきなのか。「多様な解釈」以外の何も引き出すことができなかった。

 

・その後職場へ。タイムカードに8日連続で数字が並びそれも今日までと思う。14:30から19:00までで地味な作業をする。主には来週からのタームの準備。台本を書き、小道具を作り、会場のセッティングを行う。このように季節ごとの集中的な業務は演劇の公演としてイメージする。しかし演じるのは自分ではない。すべてを準備したならば最後には消えたい。

 

・職場を出て19:15の空を見る。その空の質に、まだしばらくは夏が続くというメッセージを読むこともできる。明日は久しぶりに完全に自分のための一日。

 

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