&

  映像研究

22sv:1-6

・夏季休暇中の記録。連絡を待つ一日。連絡を待ちながら在宅で業務の準備をする。リビングのダイニングテーブルでPCを開いて7月下旬から8月にかけての詳細を打ち込む数時間。『Over The Sun』を聴きながら。途中少し報道とSNSのタイムラインを見ながら。暑いには暑いが冷房をつけるほどではない。扇風機がちょうど良い。タオルケットを洗えば家の中に干していても乾く。これが「普通の夏」というものだろうか。待っていた連絡は週明けに持ち越す。待っていた連絡の問題、大きな事件の報道および選挙の雰囲気、感染者数増、台風の前後の天候の変化も含めて、半月くらい前から自分の見ている風景が変わってしまったように感じられる。そのすべては言語化することが難しい。

 

・夕方遅くから外出。この夏季休暇1期に色々としたいことはあったがチケットを取っていた渋谷WWWのBialystocksのライブはその一番の楽しみだった。現地で家族と合流。ドリンクチケットで缶ビール。思えばこのようにチケットを取ってライブに行くことはいつ以来だろうか。WWWに入った瞬間数年前に友人が関わっていたイベントで田我流とコムアイを観た記憶がよみがえる。色々な付随する出来事を辿ればそれが2018年の初夏のことだったと思い出せる。そしてその4年後の現在は社会的なプロフィールの一切に変化がないものの、同じことを継続しながら、違うことも考えつつ生活をしている。

 

・ライブ自体は暖かい感じでとても良かった。対バンの優河with魔法バンドも素敵だった。年始にBialystocksを知り音源を聴きYoutubeでライブを視聴してきたがそれが目の前で実現されることに感慨もある。『Over Now』や『Nevermore』という曲の感じ。楽器の響きと大きなスピーカーの力。そうした諸々を新鮮に感じる。一曲目の『ごはん』という曲が特に好きな曲でもあり演奏がはじまった瞬間に引き寄せられる。そのまま約一時間過ぎていた。アンコールまでの時間にスクリーンが降りてきて、映画『はだかのゆめ』の予告編。拍手。10月のライブの告知。拍手。今日が情報が出されるタイミングだったのだろうか。いずれも良い予感でぜひ観たい。

 

・地上に戻れば20:30。渋谷の夏の夜だった。多くの人がマスクをしていること以外は、まるで祭りの日のようでもあるこの街の日常がある。アスファルトが保つ熱と人間が発する熱に包まれながらセンター街。夢のようでもある。京王井の頭線の改札近く懐かしい山家など横目に見つつさすがにこの喧騒に身を置くことに少しの躊躇もあり調布まで戻る。駅前の広場のオープンテラスのイタリアンに滑り込めた。節電のためなのか薄暗くしかしそれもまた良い。暗いから夜という感じがする。風が気持ち良くこんな夜が7月の東京にあり得たことを知る。友人たちのオンラインの集まりがあってinする予定が帰宅してすぐに気を失ってしまった。

 

www.youtube.com