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  映像研究

レジャー(横浜と町田)

・後から書いておく遊びの記録。一日半の完全なレジャー。今年度も引き続き自分の作業を主軸にしているから所々休みを設けることは可能だが、しかし休むことと遊ぶことはイコールではない。盆と正月以外の小さく自主的なハレの日。生活に必要な限りにおいて休みかつ遊ぶことを積極的に実施すべき、と言い訳のように自分に唱えながら(心で)金曜日の夜の業務は同僚に委ねた。

 

・6/3(金)はパシフィコ横浜小沢健二のコンサート。2010年の「ひふみよ」以降、定期的に観測するように見ている。2012年の「東京の街が奏でる」、2016年の「魔法的」、2018年の「春の空気に虹をかけ」は4年前の春だった。4年前に自分はどのように生きていたのか。あるいはこのチケットを購入した約2年半前はどのような感じの生活であったのか。もう覚えていない。今の自分はこのコンサートを楽しめるだろうかと心配もあったが大丈夫だった。ある曲が制作されて以来繰り返し演奏されながら意味を巻き込んでいくことの凄み。一曲という単位で演奏するのではなく、曲を乗り継ぐようにひとつの語りが紡がれていくから、その根底に流れるテーマに意識が向かう演出。結果的に「現在」も「当時」も渾然となりながら「別の時間」に想像をめぐらせることになる。学びは多い。毎回メモをとりながら鑑賞する。

 

・その後野毛のホテルにチェックインして(気をつけながら)夜の街へ繰り出す。比較的入りやすそうな店をはしごしつつ家族と感想を話すなど。夢のような時間。

 

・6/4(土)は野毛の朝。桜木町ぴおシティ花壇でモーニング。町田に移動して版画美術館。企画展『彫刻刀が刻む戦後日本-2つの民衆版画運動 工場で、田んぼで、教室で みんな、かつては版画家だった』を鑑賞する。特に教育版画運動についての解説が興味深い。生活綴方運動の関係なども示されていてやはりこの辺りのことをもう少し学びたい。いつかこうした系譜の先に映像教育との接点を考えることもできるだろうか。

 

hanga-museum.jp

 

 

・その後美術館の食堂で軽めのランチの後に散歩。公園から街まで。町田を昼に散歩するなど10年ぶりだろうかとかつて訪れた古着屋の跡地で立ち尽くすことを何度か繰り返す。高原書店が建っていたあたりも。散歩が途切れた14:00に偶然にも開店時間だった「SAKELABO」というお店に飛び込む。考えられる限りの最高の昼飲み。さっと引き上げて帰路。明るい時間に帰宅したならば在庫にあったへぎそばを食べながら家で二次会。起きている時間はすべて夢のよう。遊び疲れて意識を失う。