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  映像研究

report

・202205061939。今日の作業を区切ろうかどうしようかと悩むこと自体をクリアにカットすべく書いても良い。ゴールデン・ウィークは改元の年以降ほんとうの意味で黄金、または夢のような日々になっている。基本的に外出を控えて家で作業する体勢と溶け合い、殆ど繰り返すサイエンス・フィクションのようにも感じられる。このまま無限にデスクで書き続けることができるならば、それはそれで良いかもしれない。

 

・昨日、少し遅れて5月、6月、そして7月と3ヶ月の作業カレンダーを書きながら、「あっという間」であると同時に「結構時間はある」と感じた。iPhoneには「カウントダウン」というアプリを入れて、本当の締切である11月末までは「6ヶ月3週間2日4時間15分・・・」と記されている。時間が量として計算されることは、それが楽しみなことであろうと、そうでなかろうと、それ自体おそろしく、そのせいか、今朝は3時に起きた。4時まで二度寝を試みるが寝られずに4時過ぎから活動する。

 

・午前中に家の布という布をすべて洗いたかった。明日は天気が崩れるから。夏の部屋着にしている古着のTシャツを10枚くらい洗う。掛け布団のシーツも。

 

・昨日は、味噌づくりがスムーズに行って良かった。この味噌が味噌になるのは半年後なので11月。

 

・一昨日は、アーティゾン美術館へ。「柴田敏雄鈴木理策」展も刺激的だったが、コレクションの惜しみなさがまったく気持ちの準備をしていなかったからこそ、大きな印象を残す。時間があったならば数時間滞在したかった。その後黄金週間の後半の夜は、水道橋の友人のお店へ。食べたいものをすべて食べて、飲みたいワインを飲んだ。この種の夜が生活にもう少しだけあれば良い。そう思いながら。

 

・夕方に公園を散歩。「写真」、「光」、「風景」、などについて書いているから頭がそのようになっている。ふと足元を見れば、背丈の低いたらの木を見つけることができる。高尾で生活して以来、生活圏内に突如現れるたらの木に対して感度が形成された。どのような角度の斜面のどんな様子の植生にたらの木が潜んでいるか想像できるようになった。「たらの木」とともに生活した時間があったことを思い出す。10年前だった。

 

 

・背丈の低いたらの木の芽の部分、あるいは柔らかそうな葉の部分を少し採って帰宅して天ぷらにする。風景の一部を食べる。