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  映像研究

完全な

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・朝7:00前に家を出て、停めている車の表面が霜に覆われている様子を見る。撮る。触れたら痛そうな。雪が降るような地域ではないが、車やアスファルトが凍りつく。植物は枯れる。田んぼには氷が張る。そうして風景は白い。白い、と思いながら、駅までの道を自転車で通り抜ける。

 

多摩川を渡る電車の車窓からは、遠くに山並みが見える。鳥の群れがそのフォーメーションを滑らかに変化させながら川面を横切る様子を見る。時々このような完全な光景を見ることがある。

 

・8:00から13:00までファミリーレストランで自分の作業。過去に書いた文章と、今まさに生まれた文章が、全然うまく繋がらない。試行錯誤していたらモーニングからランチまで、べったりと続けてしまった。まだ少しいやかなり正月の雰囲気が漂うファミリーレストランでは、テーブルごとにさまざまなファミリーの様子がパフォーマンスされているように感じる。見るでもなく聞く。聞くでもなくちら見する。大人の様子や子供の様子。その狭間の人たちの様子も。

 

・そういえばTwitterのタイムラインで哲学を専門とする方が、ファミリーレストランから店員による注文が消えたことを書いていた。確かにタブレットをつるつるしていたら料理が届けられるのが現在だ。「ご注文を繰り返します」も無い。さまざまな店舗のレジがセルフになることはこの世界の「傾向」なのだろう。そのことから何かを考えることもできる。

 

・午後はまるまる業務。1月から2月上旬のスケジュールを固めるのが今日の仕事。終わらなかった諸々は明日に持ち越す。

 

・202201042000。帰宅する京王線で一日を思い出す。