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  映像研究

これは冬、これが冬。

・後から書いておく記録。久しぶりに日曜日の業務が丸一日。7:30に家を出て職場の最寄り駅のエクセルシオールで30分だけ自分の作業。9:00から18:30までが一瞬で燃え尽きる。日々が修行。繰り返すことの中の差異だけが自分の「ある態勢」を形成する。作っている、という自覚もなく作られるもの。

 

・職場を出て少し作業をしたいと思い調布で途中下車して猿田彦を覗くも密度が高く断念。豆を買い、PARCOの書店で課題に使えそうな新書を見るついでに雑誌をぱらっとするなどして、のち帰宅。

 

・そういえば今日は写真を一枚も撮らなかった、同僚に送るタイムカードの記録以外には。機能としての写真を撮ることとは別に、この日記に貼り付ける写真は、自分自身が見たことの記録である。あるいは「もう少しだけ時間の余裕があったならば、この場所で、この方向に向けて、この光景を眺めていたいのに、もう行かなければ」という気持ちが一枚の写真を撮らせることもある。凝視の代理の写真。

 

・身につける物が、冬が来てしまったことを否定するあらゆる言葉や考えを退ける。フリースや、ダウンや、羊毛に包まれながら、移動したり、作業したり、眠ったりしている。