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  映像研究

折り、重ねる

・後から書いておく日曜日のメモ。朝は少しゆっくり起きて家族を見送り、ややあって家を出る。職場に着いたのは11時過ぎだったか。そこからノンストップで業務と並行して年末にかけての準備。チームの人たちは頼もしく、頼もしい人たちにとても頼っている。そうして朧げではあるが12月の感じが見えてきた。すっかり一年を折り返している。折り返して、積み重ねる。毎年ここからどんどん景色が変わる。変わってしまったあとでは変わってしまう前のことは忘れてしまっている。そのことだけをあらかじめ知っている。

 

・電車の中でつるっとしたTwitterのタイムラインで、大学で教えている方が、教科書に良さそうな本を示しつつ、一方でそうしたことに興味が持てなくなっていく、ということを率直に書かれていて、少しつるつるする手を止めて考えた。自分は教育に関係した業務をしているが、それが大学ではないこともあるのか、その種の「引き裂かれ」(大袈裟に言えば)を感じたり考えたりすることは少ないのかもしれない。あるいはその引き裂かれる様を見つめてしまうと、立ち行かなくなってしまうから考えないようにしている、というのがやはり本当のところなのか。

 

・「いつまでこれを続けられるのだろうか」ということと「正気か」ということを、いつもではないなりに、時々考える。必要に応じて。

 

・正気を取り戻す夕方。家族と駅前で合流して買い物。19:00に家で夕食の準備をする小さな奇蹟。前回うまくいった「たけのこ芋のフリット」を再度制作。調子に乗って次々揚げる。キッチンでビールを飲みながら。揚げたそばから食べる。半分くらいはそれで食べた。家族はドイツ風のポテトサラダを制作。こちらもビールがすすむものだった。野村訓市のラジオを聴きながら来週の予定を確認しつつせっかくだからと早めに入眠。もうふとん乾燥機を使っている。