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  映像研究

机が見える、床が見える

・202110111652。家のデスクで書いている。限りなく(虚)無に近い一日。手書きの10月カレンダー(予言)には「ややぐったり」と書いて大きく三角の印がつけられている。自分のことがよくわかっている、あるいはその印を口実に怠けている。頭に靄がかった状態のまま時間が過ぎる。何かが過ぎるのを待ってもいる。

 

・ひとまずしばらく片付けることのなかった作業の部屋を(ぱっと見)きれいにする。机に積まれた書類を書類立てに戻す。文具を仕舞う。床に散乱した書類も同じように戻して、積まれた本を積み直す。それだけでも少し気持ちが軽くなる。

 

・カーテンを開けて、夕方の風が部屋の南北を通り抜けるように。

 

・色々な種類の音楽を流してみて、空の変化と同調することがないかと探してみる。

 

・今書いている文章の手がかりを探るために、積まれた本を手に取り最初のページの、「本書は、」と書いてある部分を読んだならば、本書はつまり/結局のところなんであるのか、端的にあるいは冗長に書かれている。そうした文章から、アイディアを盗むことができたならば良いのだけれども。

 

・手書きのメモをすることと並行しながら。

 

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