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  映像研究

遠足の記録

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・横浜へ。少し前から計画していた遠足は台風一過の快晴。10月だが気温は30℃。家族や友人そのまた友人など、気づけば最大8人のツアーになっていた。午前中から、横浜市民ギャラリー、日の出町の第一亭で昼食を挟んで、黄金町バザール、KAAT(神奈川芸術劇場)と展示を立て続けに鑑賞して、山下公園から馬車道へ散歩、最後は野毛に辿り着いた。気をつけながらの飲食。テーブルやアクリルの板を隔てて。しかし同じ場所にいる。画面越しに会話をすることはあったけれども、見たものについてその場であるいは直後に意見を交換する、久しぶりの時間だった。考えることも、話すことも、尽きることがない。そして鑑賞した作品を制作する人たちも、その作品を見る自分や他の人たちも含めて、このような人たちと、この2021年を生きているのだなと思った。それぞれ別の個体でありながら、何かを共有してもいること。そのことをこの一日はひとまず、一旦、完全に良い、あるいは素晴らしいこととして感じていたようにも思う。二つの意味でのパーティー(旅の仲間あるいは祝祭の時間)の中にいた。少しの疲労とともに。