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  映像研究

新しい食べ物

・後から書いておく記録。午前はただひたすらに論文を書く作業。100行(5000字)に到達してようやく、この文字群に愛着がわいてきた。愛着がわくまでの時間が一つの困難だとあらためて思う。愛着がわいたならば、細部に手をかける発想が少しずつ浮かぶようになる。

 

・午後から夜まで業務。7時間くらいが消えた。業務の傍で同時に10月くらいまでの予定を立てる。自転車操業のままに年末、そして年始から年度末に流れ込むことだけは避けなければならない。

 

・帰宅する電車の中では、水尾比呂志『評伝 柳宗悦』を読んでいた。巻末の夫人のインタビューを興味深く読む。

 

・帰宅して今夜は家族が「蕎麦粉クレープ」の準備をしてくれていた。それを「ガレット」と呼ぶのか。存在は知っていたがそういえば食べたことがなかった。たまご、チーズ、マッシュルーム、アボカド、蜂蜜、など、色々なトッピング。2人で5枚を食べる。

 

・食べたことがない食べ物を食べることの幸福を久しぶりに感じた。小さいが確かな驚きがある。最近はそのような機会がないが、友人の子供と食事をするときに面白いのは、食べたことがない食べ物を食べる様子を見ることだったかもしれない。

 

・食べながら白ワインを飲み、あっという間に意識を失う。