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  映像研究

昨日のこと、昨晩のこと、今日のこと

・昨日のこと。業務のタームの最終日。この5年くらい最終日に作品発表をする集中講座を設けていてその最終日=講評日だった。この世界にはいつも新しい映像が生まれる。というか、新しい人が生まれるように、新しい映像が生まれる。その中のあるひとつのショットにはっとさせられた。そのショットの中には自分が映像に惹かれることが全部、全部が言い過ぎならば、殆ど全部があると感じた。初めて見る映像に静かに興奮することを思い出した。

 

・業務が終わり文化祭の片付けのような時間も過ぎ、同僚チームで何らかの打ち上げの可能性を探る、が私たちの目に映る東京の街は静かに暗黙の規則を守っていた。落胆しつつ、駅で、これ今言っておかないと過ぎ去ってしまうから言うと、本当にいろいろありがとう、お疲れさまでした、などと言いつつ、帰る方向が違うからと分かれつつ、帰る方向が同じ人たちとは、電車のシートに座り、少し話しをする。業務の空間から離れた場所で、今日の出来事をどう見たか、にはじまり、近況、未来の予定などの話しをする時間は貴重。

 

・昨晩のこと。三週間ぶりくらいに山部の人たちとオンラインミーティング。缶ビールを飲みながらぽつぽつと話しをする。友人が『ブルータスカーサ』のまったく同じ箇所に目を留めたことなど。他にも友人が言ったいくつかの言葉の感じが残っている。そしてその感じはおそらく実際に会った時の感じとは違う。そんなことも話した。

 

・202108011129。今日のこと。今日から新しい月。カレンダーには「(ぐったり)」と書いてあり、大きく三角の印。これは作業の計画なのだが、そういうことなのだと思う。予言されていた。今のところ、業務連絡を少しして、メールを返し、しかし午後は少し作業を進めなくては、と考えている。部屋は暑い。微妙に二日酔い。読む一日、というふうに決めたら少し捗るだろうか。早めの昼食のために中断。