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  映像研究

山の余韻と

・山の余韻の中にいる月曜日。そういえばこのように山の光景の断片が過ぎる中で日々の生活を送っていたのだった。ベランダのプランターの植物を見ることの向こうに、山道の落ち葉に落ちる光と影を探している。

 

・午前中は研究の裾野としての写真史の勉強。予習と復習を繰り返しながら自分で語ることによって少しずつ理解していく。午後は週後半の業務のための映像史のスライド作り。夏休みの宿題のように貯めてしまっていたけれども始めると面白い。何もかもがイメージ検索とYoutubeで引き出される歴史。その歴史を並べてみて工夫しつつ物語る。初期ディズニーの映像の質にあらためて驚くなど。

 

・夕食を食べながら『今ここにある危機とぼくの好感度について』第4話を視聴する。ドラマだけが出来る仕方で現実を二重化する。大学という特定の組織のあり方を描くことが国について考える回路を開く。今この時に動きつつある現実を批評することができる。その最中にあって届かない理想のような人間を存在させることにも意味がある。映像を見て「そうありたい」と思うこと。