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  映像研究

花見の記憶

・春らしい一日の夢のような記録。午前中家で少し作業したのち花見へ。数日前に貰った友人からの花見の誘いに「土曜の昼ならば」と答えてみた。答えたら実現したことにまずは感謝。国立駅に着いたならば大学通りは散歩する人が多い。写真を撮る人びと。スターバックスの前のベンチで読書しつつ待つとほどなく友人たちと合流。駅前のクラフトビールのスタンドでペットボトルに詰めて貰って(世界は点滅するモザイク模様のように、という名前のビールを)歩く。ちょうど後輩が展示をしていたから歩いて谷保方面へ。大学通りの桜はほとんど満開で視界に開いた花の印象がつねにある。いつかの花見の記憶が層のように重なるあるいは積もる。歩きながら近況など交換。途中の中華料理屋で食べつつ飲みつつさらに友人が合流。そして移動して展示を見る。後輩の立体の作品は何度か見ているが次々に変化している。細部も手法も。変化し続けていることが形として留まっているという印象。見ながらしばし歓談。久しぶりに自分のGW690iiiで集合写真を撮ったが三脚を持っていなかったことを悔やむ。さらにタイマーを使用して自分も入るのではなく自分が手持ちで撮るべきだったと少し反省。何事も形式として決め事になってしまっては生き生きとしない。ここで自分は業務のため離脱。乗り継ぎを間違えながら新宿方面へ。今日は完全に同僚チームに任せていたから自分は事務所で少し準備。業務後の同僚と少し情報共有しつつも早めに帰宅する。夜はオンラインでの研究会があったので聴講してみる。写真について研究している人たちのテーマや語彙から学ぶことが多くある。そうしたものから刺激を受けつつ自分の領域とやり方を見出さなければいけない。22:00に終了して家族と夕食。全然別の予定を組み合わせたからなのか、昼からビールを飲んでしまったからなのか、昼からビールを飲んでしまったにも関わらずそれを感じさせないように気を張りつつ労働の場にいたからなのか、わからないが、力が抜けて食後リビングの床で少し寝る。起きて歯磨きして布団でちゃんと寝る。こうして記録を書くとすべてが夢のような一日。夢から夢へ。