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  映像研究

リハーサル

・202103251947。帰宅する京王線でなおも書いておく。明日から怒涛の10日ほどが予想される。年度の切り替わりは毎年これほど負荷が強かっただろうか。心身ともに健康ではあるのだけれども、身体のあちこちが小さく軋んでいる感覚がある。歩くとき、しゃがむとき、座るときに、「この動きではない」と思うことがある。この期間をやり過ごしたならば、調整が必要であるだろう。

 

・春と言えば暖かくなり、暖かくなれば緩む、というイメージを持っていたけれども、今年は少し違う感じがしている。ベランダに置いている山椒の木から葉が芽吹く様を見て、その勢いを少し痛々しいと感じた。芽吹くことが、木の表面を突き破るようにイメージされる。過剰な力。あの力と自分の身体の軋みは少し似ているようにも思う。

 

・朝早めに家を出て新宿の武蔵野館へ。『あのこは貴族』の初回に間に合った。明日からは業務のあれこれで映画を観る感じではないだろうから、何とか今日と思っていたが叶った。いくつかの評判で期待していたけれども、その期待を忘れるほど新鮮な気持ちで二時間を過ごす。俳優の佇まいが印象的な映画だった。もう少し考える。

 

・その後ドトールでランチには少し足りなかったミラノサンドを頬張りながら昨日の続きを少し。研究計画をまとめる作業。そして業務へ。5時間で散漫な仕事をする。戯曲を書くような感じも少しあるから、職場の方に「今日は準備ですか」と尋ねられて「準備というか、リハーサルです」と答えてみたりする。

 

・想像とは全然別のことが起こる。

 

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