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  映像研究

ここがいま

・202103232104。業務から帰宅する京王線で書いておく。

 

・午前中に学生であることにより必要が生じるメールの送信。先日の英文校正の料金の振り込みなど。そして今日の業務に必要な掃除用品の購入。

 

・昼から業務へ。一時間程度映像編集したのち軽めの打ち合わせなど挟んで、今日は普段使っている部屋を片付けることが業務だった。本棚の並びを考えながら、数日後には始まる次年度のことを想像する。机や床を雑巾で拭く。体を使う仕事は時々ならば楽しく思える。何よりも「みるみるうちに」物置きのようだった空間に、風が通り、人が行き来することが見えるように感じられ、空間に置かれた物の意味が読み取れる、と感じるようになることは面白い。別の部門の方とも協力しつつ作業していたら、あっという間に5時間くらいが消えた。この時間の消え方は体感としては悪くない。

 

・帰宅する京王線で、一年前のいま、の様子を記録を辿って読んでみる。何事も分からない中で、辛うじて時間のいる状況を形づくる言葉が書かれていた。それは現在の感じとはかなり異なる。その時の緊張はまだ覚えているが、何をもって覚えていると言えるのか。そう考えれば既に忘れているのかもしれない。何らかの事態が動くことを願い、例えばそれは外出が禁止されることであったから、そのような宣言を待つ時間が確かにあった。