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  映像研究

届く

・2020101161756。作業の手を止めて今日2杯目のコーヒーを入れたならば日々の事を書く。ここは自宅のデスク。体調もほぼ回復したから今日は一日作業をする。横浜の芸大メディア・プラクティスへ行く計画もあったが諸々時勢も考慮して断念。残念。しかし自分には取り掛かりたい作業があった。引き続き福原信三の写真論を読んでノートを取る。全体の半分手前くらいまで来ることができた。今週の半ばには当面の小論文の構成を考え始めることもできたから少しずつは進みつつある。しかし明日からの丸三週間は消えると思っていた方が良い。ただ消えるだけでなく身体と精神に爪痕を残して。だからできる限りこの時間に進めたい。そう考えながら今。

 

・少し前に「布団乾燥機」を購入して数日前に届いた。AイリスOヤマ製の布団乾燥機。少し前からブログやTwitterなどで一方的に信頼できると思っている人たちが布団乾燥機を話題にしていることが気になって、身体の不調を口実に家族にも願い出て購入に至った。就寝する直前10分温めるだけで、仰向けに寝た身体の裏側半分が特に暖かく、背中、腰、尻が敷いた毛布に溶けるように感じる。「これはソフトな岩盤浴だ」と気づき、コロナ以降行ってなかった近隣の岩盤浴施設を恋しく思うが、それはそれとして、自宅にこのような設備があることは心強い。(文字通りの意味で)寒さが身に染みる、このあと一ヶ月をこの「布団乾燥機」と共に生きていこうと決めた。

 

・午前には注文していた本が届く。江澤健一郎『中平卓馬論 来たるべき写真の極限を求めて』は、ひとまずざっと全体を読み、またのちにじっくり読もうと思う。読み込めてないなりに、篠山紀信との関係に焦点を合わせて書いている部分が面白そうだった。あるいは昨日清野賀子の写真について書いてみた流れで手にしたこともあり、ベンヤミンの映像論、写真論を読み直す必要性を感じる。中平に関しては『Documentary』は数年前に購入したが、『原点復帰-横浜』は職場に置いていたらいつの間にか消えた。『新たなる凝視』『ADIEU A X』など、80年代の仕事ももう少しよく知りたい。こうした写真集はやはり手元に持っていたいと思う。

 

中平卓馬論

中平卓馬論

 

 

・昼には連休に購入した蜂蜜も届く。六方というお店の日本ミツバチの蜂蜜はかなり贅沢で購入するのに躊躇したが、各種映像や書籍で蜂蜜について調べていて、どうしても西洋ミツバチではなく日本ミツバチの蜂蜜というものを口にしてみたかった。色々なところで聞いていたが、やはり酸味があり、香りはマスカットが近い。・・・。食した結果、これは本当に危険な食べ物だと思う。こんな物が味の基準になってしまうと、もう戻って来られないのではないか。そうした不安が過ぎる。ともあれ引き続きまったくの自由な研究として養蜂について調べたい。『Beeワールド』という番組の存在を知って、作業の合間に一つずつ視聴する。貴重な休日の終わりに。

 

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