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  映像研究

緊急事態下の通常業務

・202101112111。緊急事態の宣言から4日過ぎて、祝日ではあるが月曜日である今日から正式に業務がはじまる。「ニューノーマル」などと誰も言わないが、緊急事態と通常業務が両立するのが2021年の新しい日常。日常はかつての新しさを砕きながら次々に更新される。そのことに驚く間もなくあるいはその気力も失われて今。短文をつぶやく形式のSNSのタイムラインにはこのような事態に対する発言が流れるがどこか虚しい。勿論その中に必要な提言あるいは必要な叫びが存在するのだとしても。叫ぶほどにはない自分は日々の出来事と心に浮かぶ言葉を書いておく。

 

・体調が本調子ではなく一月のこのような不調は例年のことであったことを思い出す。そのたびに感冒症状に陥るぎりぎりの崖で色々な方法を試していた。無数の健康法(プロジェクト)が立ち上がる。蜂蜜に薄切り大根を漬けるなどは10年くらい前に当時の同僚に強く推された。ともあれ整理すれば、睡眠と栄養そして安心という三点に集約できるのではないか。睡眠、栄養、安心。唱えている時間があればそろそろ寝よう。

 

・帰宅すると数日前に勢い余ってAmazonで購入した蜂蜜/蜜蜂関係の書籍が二冊届いていた。前田京子『はちみつ日和 花とミツバチがくれた薬』と、クレア・プレストン『ミツバチと文明:宗教、芸術から科学、政治まで 文化を形づくった偉大な昆虫の物語』。実用書と思想書を交互に読むことから、自分の蜂蜜/蜜蜂についての感覚と思考をアップデートしたい。ちょうど「普段使い」の蜂蜜をどう選ぶべきかと考えていたところだったが、前田京子さんの本にはそうしたことが書かれていた。

 

はちみつ日和 花とミツバチと太陽がくれた薬

はちみつ日和 花とミツバチと太陽がくれた薬

  • 作者:前田京子
  • 発売日: 2017/08/31
  • メディア: 単行本