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  映像研究

特番

・202011142123。土曜日の業務は珍しく特番的な内容。終えて駆け込んだ京王線で日記を書くべき。電車内は全員マスクを着用していること以外は土曜日の夜。本を読んだりスマートフォンをつるつるする人の間で話し合う笑い合う人を見れば「土曜日の夜は賑やか」で「うきうき」で「ダウンタウンにくりだそう」でも良いような気がする。気がするだけなのか。乾いた空気の中で美味しい物を食べたりしながら親しい人たちと語らうこと以外に何か大切なことなどあるのだろうか(いや、ない)という心境が身体を震わせる。

 

・昨日の夜も特番だった。もはや数えることを忘れた、山部・オンライン・ミーティングはきっと15回以上20回未満。子がいる友人の近況特にそのディテールを聞くことは面白い。というか決して面白くはないあるいは面白いだけではないはずの出来事すら、面白く語れる友人たちの知性からいつもとてつもなく大きな影響を受けている。子の話題を通じてこれまで別の形で語られていた、人間の存在への信頼や疑問が力強く投げられる。自分は主にそれを受け取るだけだが、いつかそれが自分の表現になる。そのような場が開かれる。久しぶりに5つの場所がオンラインで結ばれる。そして現実の場所に集うことが計画される。大事な約束が生み出される。

 

・ふと気づけば去年のこの時期には、FUJI GW690Ⅲで写真を撮影することを集中的に行い、プリントしてみることによって、自分の意識や感覚や考えを先に進めようとしていた。その作業は少し止まっている。一方で集合写真はいつでも同じように面白い。それは別の力を与えてくれる。iPhoneで写真を撮ることは、感覚的なメモということになるのだろうか。光と植物に引かれるようにしてiPhoneを向けて、撮ることもあればやめることもある。食べるように見ているのか。

 

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