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  映像研究

知らないことを知る

 ・「世間では四連休の最終日」と言ってみて、そのような「世間」ははたして存在するのか。しかし今日は半ば強制的に休日。普段つねに誰かが何かをしているために開きっぱなしの職場が今日は完全休館。連休のイベントが9/20.21に設定されていたのは本当に良かったと思う。自分の部門との都合で9/21.22を推していたことを思い出して反省。

 

・朝から研究の復習的な時間。この10日くらいに行き帰りの電車の中などでざっと読んだ1910年代〜1920年代の日本の写真についての文章をメモを取りながら読み直してみる。色々と発見があり切り込み方を考えられそうな気はしてきた。あと二つくらい、今後10日くらいで郵送されてくる文章を読み、そして写真を見て、10月半ばくらいには論文のテーマをまとめられそうか。途中業務の文章添削を二件。学生もすごい。

 

・福原信三については、今橋映子『〈パリ写真〉の世紀』の註に「飯沢耕太郎『「芸術写真」とその時代』ではじめて日本写真史に位置付けられた」という記述があり、そうなのかと思う。飯沢耕太郎という名前を聞くと「新日曜美術館の人」「ガーリーフォトの人」「荒木の人」と思うのは90年代で時間が止まっているからで、なおかつ「キノコの人」など断片的な情報しかない。しかし初期の日本写真の研究は重要だということがわかった。調布の図書館にありそうだったので車で調布へ。

 

・晩ご飯を食べながら映像を見る。最近はNHKオンデマンドで「100分de名著」の少しでも関係ありそうな回を見ている。西田幾多郎善の研究』、松尾芭蕉奥の細道』と来て、岡倉天心茶の本』。スタディサプリで日本史の近代の部分を見直した方が良いだろうか。知らないことを知りたい。