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  映像研究

ここは

・202008241944。ここは調布の猿田彦珈琲。「しゅわしゅわレモンコーヒー」を飲みながら、ノートPCを叩いている。ここが2020年夏の最終地点だと思う。

 

・例年のこの日はコーチャンフォー内のドトールコーヒーにいるのだった。第四週目の月曜日は中央図書館が休館だからやむを得ず近くの商業施設に避難している。そして夏の業務で言葉を絞り出し尽くしたように放心した状態で数日を過ごすのだった。今年はその力もなかった。朝から何もできず洗濯と昼寝。本を開いても一行も読み進めることができない。辛うじてTVerで『おぎやはぎの愛車遍歴』の最新の回を視聴。あらためてあの番組は素晴らしい。

 

・夕方からそうだ冷蔵庫が調子が悪いのだったと思って近所のリサイクルショップや家電量販店をリサーチ。ということを口実にしたドライブ。車で走っていると気持ちが良い。そうしていま喫茶店で休みながらまとめて日記を書き、この夏の終わりをたしかめている。

 

・このような生活がいったいいつまで続くのだろうかと考えている。それは今年に入って以来の除菌と距離と自粛の問題でもあるが、そもそも自分はこのような業務を、このような仕方で、いったいいつまで続けることができるのだろうかと考えざるを得ない。自分の精神と身体と言葉を、何のために使うべきか。あるいは、どのように使うべきか。考えて実践すべき時なのだと思う。

 

・「意見」も「考え」も「理解」もあるが、それらがいかにバリエーションを持とうとも、人間の経験としては狭い。生活の中に何かを確かに感じることだけが足りない。

 

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