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  映像研究

この年度末

・202003312046。映像編集業務を終えて帰宅する京王線でダイアリーを更新する。業務ではじめたTwitterのアカウントでコロナ情報にいいねするのはいかがなものか。有益な情報ならばそれもまた一種の教育なのか。編集後の書き出し中にそんなことを考えている今日は年度末だった。あと数時間で2019という数字が示す時間とは切り離されて完全な過去になる。そして完全な2020年に突入する。同時に何かコロナからの逃れられなさも感じるような気がしてしまう。だからこそ4月1日だが4月2日だかに非常事態宣言が出るのではないかという噂を信じてみたくなるのだろうか。わからない。業務の空いた時間にはつるつるとタイムラインを見る。東京都の公立学校が新学期再開から再び休校の判断をしたというニュース。一ヶ月前のようにもう誰もそのことを疑問には思わないだろう。そのような雰囲気の変化としての2020年3月を振り返ってみたかったがもう思い出せない。だからこそ日記を書くことは意味がある。実家から連絡があり5月の法事について東京からは来なくて良いと連絡があったとの連絡。職場を出て少し電話。お供えだけでも送ろうか、郵便が通常であればね、というようなやり取りののちに「ちゃんと食べているの?」「仕事休めないの?」に加えて放たれた「マスクは足りてるの?」というフレーズとその声の感じににちょっとくらってしまう。結構な段階に来ているな、という意識のスイッチが入る。電話を切って深呼吸。ついさっきの出来事を思い出していた。最寄駅に着いたので家に急ぐ。