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  映像研究

春の報告

・指導教官への報告のため大学へ。自分の準備の不十分さもあったが結果的に3時間半もの時間に渡る面談。こういう時間を文字通りの意味で「有り難い」ことだと思って自分の作業に邁進するよりほかにない。大きな課題を貰う。考えが更新される。2020年度の計画を修正しつつ、具体的な書く作業を始めないといけない。

 

大学図書館ホン・サンス『正しい日|間違えた日』DVDをレンタル。この期間の目標だった「一日一本映像作品鑑賞」が途切れてしまっていた。あとは教材に使えるかもしれないと思い見直したかった『犬ヶ島』。教材&自分のために読みたかったけど絶版になっていた『美術を書く』も。大学図書館にはあたりまえなのだが普通に学生が勉強か研究か何事かをしていて、その光景を見ながら、近隣の図書館の使用が制限されていることを思い出す。

 

・新宿経由で帰宅。春物衣料を見る。ブック・ファーストで諏訪敦彦『誰も必要としていないかもしれない、映画の可能性のために ーー制作・教育・批評』を購入。読もう。

 

・帰宅して今日は(も)、春のパン祭り。夕食の主食が米ではなくパンであることを「パン祭り」と称してみる。この数日、報告のための資料作りが頭の片隅にあることで多少なりとも緊張があったのだろうか。ワインを飲んだら身体が緩むのを感じる。パン祭りの一環として、家族とNHKオンデマンドで『世界入りにくい居酒屋』の「モナコ」の回と「上海」の回を視聴。もう世界全部の回見てんじゃないかと思うが初見の回がいくつかある。『世界入りにくい居酒屋』の凄いところは映像を見るナレーターの「全く普通の感想」が音声で乗っかってくるところで、だからつい、番組を見る自分たちもナレーターと全く同じ感想を全く同じ言い方でつぶやいてしまう。発話としてのつぶやきを誘う映像。