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  映像研究

言葉を書く

・201911051612。11月になると秋も後半だからこの時間になるとすっかり外はブルーグレーのような色味の風景になっている。家で。この数週間「火曜日が唯一の休み」ということになっていて、そうなると意地でも家から出ずに作業しようということになった。車を実家に持っていっている関係で図書館に行くことも面倒だから孤島のような部屋で作業をする。あらゆるものに集中断ち切られながら。翻訳の作業の合間にオンラインの色々な記事を読み、日記も書く。

 

・3日(日)は友人の演劇を観に行く。よく考えられた内容だという感想を持ったが同時に批判的な考えが次々に浮かぶのは昔からの友人だからだろうか。いま自分には「見たいもの」も「見せたいもの」もある。内容的に接続される部分はさほどないが、遊園地再生事業団の『ニュータウン入口』という作品のことを思い出す。そういえば自分は二度あの作品を観に行き、その後しばらく自分の演劇の基準のようになっていた(その前は大学の頃にナイロン100°C『フローズン・ビーチ』というのもあった)。『ニュータウン入口』は2007年で、ダイアリーを書き始めたのもその年だった。遥かに昔のことのように思えるが、確かに13年前は「遥かに昔」かもしれなかった。

 

・ファンヒーターをつけたら冬。中断。