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  映像研究

時間が飛んだ

・201903251041。少し時間が飛んだ。花粉症の盛り返しないし風邪気味。春の業務の準備と労働問題。いつかこのような日々すら懐かしく思い返すだろう。その視点と現在を行き来する。少し気を緩めると一気に崩れ去っていくような緊張。結局研究も制作も宴もすべてが後回しになってしまう。時間はある。単純な時間ではなく思考をする時間だけがない。良質な睡眠を。健康を。

 

ジェーン・スー『私がおばさんになったよ』は題名も秀逸で内容も色々考える手がかりを読み取った。男性学の田中俊之との対談が特に面白かった。あるいは「逃げ恥」はみても読んでもいないのだが海野つなみとの対談も響く。あらゆる言説、メッセージ、広告におけるジェンダーセクシャリティの問題は、本当にこの数年でどんどん景色が更新されていく。誰もが自分の言説、メッセージ、広告を「点検」するだろう。自分が生きてきた中でこれほどの変化がかつてあっただろうか?

 

・あるいは石田英敬東浩紀『新記号論』も読んでみている。引き続きランシエールはカバンに入っている。『無知な教師』と『感性的なもののパルタージュ』が終わったら『解放された観客』ももう一度読んでみよう。4月までに間に合うのだろうか。メモ。

 

 

 

 

新記号論 脳とメディアが出会うとき (ゲンロン叢書)

新記号論 脳とメディアが出会うとき (ゲンロン叢書)