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  映像研究

隙間の練習

・201903131055。猨田彦コーヒーにて。業務に行く前のひと時。「ひと時」が必要だ。考え事をしながら本を読む。集中しすぎる時にはその流れを断ち切るために。写真を撮影する夢を見たのは初めてかも知れなくて、それはよほど昨日カメラをうまく扱えなかったということを直接に映している。廃屋のダイニングテーブルのような物を写そうとするが、構図の収まりが悪く感じられ、そうこうしているうちに結局写真は撮れなくなってしまうという短いシークエンスを覚えている。

 

・新潮の佐々木敦の連載で写真について書かれているのを毎月気にして読んでいる。写真の媒体固有性を丁寧に考えるテキスト。挙げられる作品も面白い。まだまだ写真について考えられることはあるのだし、既存のシーンや言説にとらわれすぎず、原理や行為を想像しながら自分の考えを進めていきたい、というこれは当たり前のことだった。

 

・緩やかに旅行の計画を立てている。あるいは企画がたちあがりつつある。緩やかで良いのかという疑問はさておき、生活圏とは違う場所に行きたいという気持ちと、そういう場所で人と会話をしたいという気持ちには素直でありたい。「逆張り」という言葉の意味はなんだろう。最近開いた本には「あなたの判断は逆張りではないのか」という問いかける形で記されていて、そうか、逆張りか、逆張りだよな、と妙に納得してしまった。日常の語彙としての「逆に・・・」ということのカジュアルさと比べて、本当の意味での「逆張り」は、それはそれで大変なのだろうと思う。なかなか「張る」ことはできない。人のいない場所にテントを張るようなイメージ。

 

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