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  映像研究

2017年の10月・その3

 
横浜トリエンナーレへ。覚えている限り毎回行っているが、趣向と気分を変えるために前日の夜に仕事を終えて横浜で前泊。朝から鑑賞する。芸術祭が一般的なものとなることのみならず、そのディレクションやキュレーションという仕事に光が当てられるようになると、作品よりもむしろディレクションやキュレーションが批評の対象となるのもどうなのか。作品を鑑賞するとはどういうことなのか。何が見たくて行っているのか。よくわからなくなる。

大学図書館に入ったギャロウェイの『プロトコル』を読んでいる。ネットワーク化された管理=制御のシステムが、と言って、やはりその時に不用意に「外」と言うことはできない。何かが「改良」されていく。